塗装では塗料を乾かす工程があるので、湿度と気温によっては工期や品質に影響が出ることがあります。
そのため、愛媛県の気象特性を考慮すると、春の3月～4月、秋半ばの10月頃に塗り替えるのがオススメです。
愛媛県の気象は瀬戸内海側と宇和海側によって変わりますが、降水量・降雪量が多い時期は避けた方が良いでしょう。
夏は梅雨・高温多湿になる時期なので適していないのは当然ですが、愛媛県の場合、9月も秋雨の影響で降水量が多くなります。
そして、12月～2月は山岳部方面で降雪の影響が発生する恐れがあります。
しかし、これらはあくまで目安にすぎないので、地域の気象状況をしっかり把握しているところであれば、いつでも問題なく塗装できます。
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塗料について
- ウレタン塗料 / 保証期間：5年
- 外壁塗装では一般的な塗料として使用されており、場所を問わず塗装できることから、利便性・コストパフォーマンスに優れています。そして、アクリル塗料よりも耐久性が高く、特にひび割れの発生を抑える効果があります。
モルタルやコンクリート外壁の場合、建物が揺れると金属部分が熱膨張を起こしてひび割れができやすくなります。
しかし、ウレタン塗料は弾力性があるので、ある程度であればカバーしてくれます。
- シリコン塗料 / 保証期間：7年
- シリコン塗料は非常に人気で、遮熱・耐汚染・耐候性に優れているものから、色のバリエーションまで様々な種類があります。
耐久性も優れており、コストとのバランスが良いことから、業界の中でも支持されている塗料です。
しかし、同じシリコン塗料でもグレードや機能性に違いがあるため、塗装前にしっかりと確認しておく必要があります。
- フッ素塗料 / 保証期間：10年
- フッ素塗料は高価ですが、シリコン塗料よりもグレードが高く、耐久性・機能性に優れている塗料です。
汚れを弾きやすい非粘着性、酸性雨に強い耐薬品性、雨水で汚れが落ちやすい低摩擦性、紫外線に強い耐候性などの効果があります。
大型の建物や建造物に使用されているほど耐久性が認められていますが、技術力の低い業者が塗装すると本来の効果を発揮できません。
- ラジカル塗料
- ラジカル塗料は近年注目されている最新の塗料で、外壁が傷む原因となる「ラジカル因子」を制御してくれる塗料です。一般的な塗料は紫外線・雨・酸素と接触すると、ラジカル因子が発生して樹脂の結合を破壊してしまいます。しかし、こちらの塗料はラジカル因子の発生を抑える「高耐候酸化チタン」と「光安定剤」が入っており、この2つの成分が外壁の劣化を防いでくれます。業界内では他の塗料と比べると施工実績が少ないですが、「シリコンでは耐久性が不安」「フッ素は高くて手が届かない」という場合に適しています。
塗り替え時期
- チョーキング現象
- チョーキング現象とは、外壁を手で触ったときに白い粉のようなものが付着することです。
塗膜表面が劣化しており、防水性が低下している状態となります。
なるべく早めに塗り替えの計画を立てておくと良いでしょう。
- 小さなひび割れ・カビ
- 塗膜の劣化が進行し、小さなひび割れやカビが発生している場合は、既に塗り替え時期がきています。
鉄部のサビや木部の腐食なども見られる場合は、調査・塗り替えを依頼しましょう。
- 大きなひび割れ・剥がれ
- 大きなひび割れや塗装面の剥がれがある場合は、非常に危険な状態です。そのままの状態にしていると、建物の耐久性そのものが劣化していきます。
補修にかかる費用がどんどん高くなってしまいますので、早急に塗り替えることをオススメします。
塗り替えにオススメの季節
